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アラフォー太郎
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書評:『投資の解像度を上げる 超インフレ時代のお金の教科書』投資のレベルを一段階上げる為に

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こんにちは、アラフォー太郎です。いつもお読みいただきありがとうございます!

東京在住のサラリーマン投資家である私も、「資産形成」というテーマで日々思考を重ねています。

いやぁほんと最近は毎日投資のことばかり考えている気がしますね。

今回は、現在のようにインフレ・円安・地政学リスクが高まる時代に「投資判断の“解像度”を上げる」ことをテーマに据えた本書を取り上げます。

「自分の投資を一段上に押し上げたい」と感じている方に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

書籍『投資の解像度を上げる 超インフレ時代のお金の教科書』を読んでみたい方はコチラ

目次

なぜ「解像度」が低くなってしまうのか?

本書はまず、なぜ多くの投資がうまくいかないのか、その根底に「解像度が粗い」ことがあると指摘します。

  • 投資対象を「何となく良さそうだから」「過去に上がっているから」という感覚で捉えてしまっていないか。
  • 投資環境(マクロ、地政学、インフレなど)を「予想できない波」として捉え、具体的な影響を考えていないのではないか。
  • 自分自身のリスク許容度・時間軸・目的が曖昧なまま、他人が薦める“流行”に乗っていないか。

こうした「曖昧なままの投資判断」が、解像度を落とし、タイミングを誤ったり、目的と手段がズレてしまったりする原因だと著者は述べています。

「解像度を上げるための観点」

著者が整理する主な視点は以下の通りです:

  • 投資理論:例えば、長期成長モデル、人口動態・技術革新・資本効率といった構造変化を押さえる。
  • 行動経済学:人は直感・感情・バイアスに左右されがち。なぜ「上がりそうだから買う」「皆が買っているから安心」という心理になるのかを理解する。
  • 地政学・マクロ環境:インフレ、通貨価値、国際紛争、政策変化など、株価や債券価格に大きく影響する“見えづらい背景”を捉える。
  • バブル/リスク・マネジメント:過度に楽観的な局面、逆に恐怖が支配する局面、そうした「片寄り」の色を見抜き、備える。

これらを横断的に用いることで、「ただ銘柄を選ぶ」「テクニカル指標に従う」だけでは捉えきれない投資環境を、より“鮮明”に把握できるようになるというのが本書の主張です。

“解像度を上げる”ための具体的アクション

本書では、読んだら「これだけはやってみよう」という実践ステップが提示されています。代表的なものを私なりに整理します。

  • 問いを立てる習慣を持つ:例えば「この銘柄が上がるとして、なぜ?」「その根拠は何か?」「代替シナリオは存在するか?」と、表面的な“魅力”ではなく“因果”を掘る。
  • データ/視点を多様化する:主流の分析だけでなく、逆説的な見方、異なる時代・地域の比較、少数派の見解も検討する。こうして「常識だから正しい」という盲信を避ける。
  • 自分自身の立ち位置を見直す:自分の資産状況、時間軸、目的(老後・子育て・起業)を明確にし、「この環境変化が自分にどう響くか」を言語化する。
  • 備え・シナリオを描く:たとえば「インフレが加速したら?」「円が更に弱くなったら?」「株価が暴落したら?」といった3~4つのパターンを描き、それぞれで自分がどう動くかをあらかじめ決めておく。

これらを継続することで、投資判断を「直感頼み」「人気銘柄追随」から、「自分の理解に根ざした行動」に変えていく下地ができます。

各種バイアスに惑わされない

上記のように周到に準備していると思っていても、人間は数々のバイアス(思い込みや偏った見方)に惑わされる生き物。

そういったバイアスに惑わされれないように注意すべきと筆者は言います。

  • 妥当性の錯覚
  • 確証バイアス
  • ランダムに規則性
  • ギャンブラーの誤謬
  • ホットハンド
  • 生存者バイアス
  • アンカリング効果
  • 概念メタファー
  • 知識の錯覚(後講釈)

本書で挙げられるだけでもこれだけのバイアスが有ります。

youtube、X、インスタグラムなど、SNSを通じて玉石混交のあらゆる情報が流れてきて、それを目にすると確固とした考えを持っている人間も簡単に影響を受けて、自分の選択に迷いが生じます。

それ故に上記のようなバイアスがあることを予め知っておくことで、惑わされない・流されない自分を作ることが大切だと感じました。

こんな人におすすめ

本書は、変化の速い時代にあって、投資だけでなく「自分の思考」「情報の扱い方」「リスクとの向き合い方」を見直したい人に特に響きます。

おすすめの読者像としては、

  • 情報に流されず、自分軸で判断したいと考えている人。
  • テクニカル/ファンダメンタルだけでなく、マクロ・地政学・行動心理まで広げて考えたい投資家。
  • ただ銘柄を“買う・売る”だけではなく、「なぜそれを選ぶか」を腹落ちさせたい人。

ただし、「明日からこれを買いなさい」という風の実践指南書ではありません。「思考・視点・枠組み」を整えるための本ですので、「すぐに銘柄リストが欲しい」という方には物足りない可能性があります。それを理解して読むと、読む価値が一層上がると思います。

書籍情報

  • 書名:『投資の解像度を上げる 超インフレ時代のお金の教科書』
  • 著者:頼藤太希
  • 出版社:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
  • 発売日:2025年8月29日
  • ページ数:320ページ

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